パナマのサンセバスチャン農園を紹介します。
パナマはパナマ運河で有名ですが、人口380万人ほどで国土面積75,420平方キロメートルほどで北海道よりも小さな国です。中央アメリカの最南端に位置し、北はカリブ海、南は太平洋に面しています。丘陵地が国土の80%を占めており、低標高地では熱帯雨林が広がっています。気候は熱帯性で雨季と乾季に分かれているコーヒー栽培に適した環境です。
サンセバスチャン農園
生産国:パナマ共和国
生産地:ボケテ地区、バルミラ地域
設 立:1920年
標 高:1,400~1,500m
面 積:19.045ha
品 種:ティピカ、カツアイ
年間降雨量:3,000m
平均気温:15~22℃
収穫時期:10-5月
精製方法:水洗、自然発酵
原料(チェリー)ライン投入→フローター除去→パルピング→発酵
乾燥方法:天日パティオにて1次乾燥、仕上げに乾燥機を使用
1920年、アデルジャド・スアヂ氏はアラブからの移住に伴い、ドミンゴ・スアレスと改名し、コーヒー農園をスタートしました。スアレス氏の孫にあたるノルベルト氏、ドミンゴ氏、カルロス氏の3人兄弟が祖父母、両親の代から変わらないコーヒーへの情熱を継承し、栽培を行っています。
スアレス家は1989年から”バルー・インディアン・ハイ”のブランド名で、自社8農園のコーヒー豆を独自に精製・輸出を行っています。農園総面積270ha、この地区最大規模の農園として年間およそ5,300袋を生産しています。
8農園のひとつ、このサンセバスチャン農園はチョコレートのようなフレーバーが特徴的です。浅煎りよりは中煎り以降の方が甘みが増すと考え、焙煎度は4#に設定しました。
コーヒーらしいコーヒーといえばサンセバスチャン農園をオススメしております。コーヒーを選ぶ際の参考にしてください。