お客さんと話していると、コーヒーを淹れる際の水の選び方をよく聞かれます。そこで、誰でも簡単に実践して貰えるように個人的に普段からよく飲む市販の水を使って抽出実験を行ってみました。
いくつか意外な結果が出ました。硬水は使わないというのは定説でしたが、味、香りがなくなるとは思いませんでした。また、二酸化炭素の含有量がコーヒーの風味に影響を与えるとの噂を聞いたので炭酸水には期待していたのですが、全くの期待外れな結果に終わりました。
ひつじ珈琲ではお店の味のイメージに合う「森の水だより」を選びました。お出汁のようなコーヒーを目指しているので、やわらかさに優れている点でいいな、と感じました。果実味が好きな方は、南アルプスの天然水がいいかなと感じました。
今回はコーヒー豆を浅煎りの豆にしました。豆によって結果は変わると思うので一概に言えませんが、上記のような結果になりました。
ミネラルウォーターとしてはどのお水もお世話になっているので、甲乙つけがたいですね。
今後は、お湯の沸かし方での味の違いを試してみたいです。伝導熱で温めたお湯と対流熱で温めたお湯で味に変化があるのか、とても興味があります。