エチオピア イルガチェフェG2
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コーヒー発祥の地「エチオピア」
エチオピアはアフリカの北東部に位置する内陸国で、コーヒーの原産地として知られています。
キリスト教圏では「世界で初めてコーヒーを見つけた」とされる、山羊飼いカルディの伝説の地として知られているエチオピア。
世界中で飲まれているコーヒーはエチオピアではじめて発見され、アフリカ大陸から世界へ広がっていきました。
南西部のカファ地方で、世界で初めてアラビカ種が発見されたことから、カファの名がコーヒーの語源になったという説があります。
そんなエチオピアの国土面積は約109.7万平方キロメートルと、日本の約3倍の広さがあります。
国土の大部分はエチオピア高原を中心とする高地で、首都アディスアベバの標高は2400m。
エチオピア高原は、降水量が多く、年間降雨量は1200mmを超えます。
この標高の高い地形と、豊富な降雨量がコーヒー栽培に適しており、良質なコーヒーを育てています。
2020年のエチオピアのコーヒー生産量は、年間58万トンで世界第5位。アフリカ大陸内ではトップを誇っています。
エチオピアのコーヒーの特徴
エチオピアのコーヒーはイエメンの「モカ港」から出荷されることから、一般的に「モカ」と呼ばれています。
エチオピアのモカには以下のような種類があります。
モカシダモ:エチオピアのモカコーヒーの中でも、最高品質を誇るブランドの1つ。エチオピア南部で主に栽培されています。
モカイルガチェフェ:水源が豊富なイルガチェフェ地区で生産されたモカコーヒー。精製方法には水洗式を採用しており、多様な味わいが特徴。
モカハラー:エチオピア東部に位置するハラール高原で生産されているモカコーヒー。高い標高と火山灰による豊かな土壌から生まれるコーヒーは品質が高く、粒の大きな豆はボールドグレインと呼ばれ、高級品として取り扱われています。
品種と精製
エチオピアはアラビカ種の原産国ですが、野生の在来種が多く存在します。
野生種や遺伝子的に未定義の品種の総称を「エアルーム」と呼んでいますが、それは推定で1万から1万5千もの在来種があり、多くの品種が近接して生育しているため品種を識別することが困難な状況だからです。
精製方法はウォッシュト(水洗式)とナチュラル(非水洗式)の大きく2つに分けられます。
ウォッシュトのコーヒーはクリーンで明るい酸味とフローラルな香りを引き出します。
ナチュラルのコーヒーはベリーのような酸味とワインやチョコレートを思わせる芳醇さを引き出します。
グレーディング
エチオピアのコーヒー豆は300g中の欠点豆の数で格付けされます。
G2:300g中の欠点豆が4~12個
G3:300g中の欠点豆が13~27個
G4:300g中の欠点豆が28~45個
G5:300g中の欠点豆が46~90個
グレードは実際にはG9までありますが、輸出されるのはG5までとされており、さらに日本にはG4より下のグレードが入ってくることはまずないと言われています。
エチオピア イルガチェフェG2の特徴

イルガチェフェG2 ☕️580 🫘750/100g
産地
イルガチェフェG2はその名の通り、シダマ州イルガチェフェで栽培されたコーヒーです。
標高1,800〜2,000mという高地で育った良質のコーヒーです。
品種と製法
品種はエアルーム。他の国にはない、エチオピア特有の味わいが楽しめるコーヒーです。
G2という名の通り、グレードはG1よりも劣りますが、品質は十分高く、毎日飲むにはむしろお手軽なのがうれしいですよね。
製法はウォッシュト。雑味のないクリアな味わいです。
味わい
イルガチェフェG2は中深煎りで仕上げており、伝統的な「モカ」の風味。
昔の喫茶店を思わせるようなどこか懐かしい味わいです。
モーニングに、午後のコーヒータイムにとシーンを選ばず毎日飲みたいコーヒーの一つです。
コーヒーカードのイラストはまさかのたまご寿司。理由は聞かないでくださいね笑
絵柄で選ぶのも楽しいので、ぜひ迷ったらお試しください。
販売店舗
ONLINE SHOP

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本店
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080-7667-6169
11:00~17:00
火・水・木曜日定休
※コーヒー豆、グッズの販売のみ
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栃木県大田原市本町1-2703-6
0287-47-4646
10:00~17:00(L.O.16:30)
不定休(ハーモニーホールの休館日等に準じます)
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0287-47-4914
10:00~18:00
水曜日定休
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9:30~17:00(L.O.16:30)
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