【産地別:珈琲の基礎知識】ブラジルコーヒーの特徴は?味と美味しい飲み方について

こんにちは、Sakiです。
コーヒーを選ぶ上で、絶対に知っておきたい産地別コーヒーの基礎知識!

今回は、コーヒー生産量世界第1位を誇るコーヒー大国、ブラジルのコーヒーについて紹介していきます。

ブラジルの概要

    • 面積:851.2万平方キロメートル(日本の22.5倍)
    • 人口:約2億1,531万人
    • 首都:ブラジリア
    • 言語:ポルトガル語
    • 気候:大部分が熱帯気候。
      ※亜熱帯気候・半砂漠型乾燥気候・温帯気候の地域もあります。
    • 位置:コーヒー栽培に適している北緯25°~南緯25°の地帯「コーヒーベルト」にあります。

ブラジルコーヒーの歴史

ブラジルでコーヒーの生産が始まったのは1727年。
当初は、東南部のミナス・ジェライス州、サンパウロ州、パラナ州の3州を中心に生産が行われていました。
しかし近年、南部地方が霜害を受けて栽培地域が徐々に北上。
現在ではミナス・ジェライス州のセラード地区を中心に、灌漑施設や機械化が進んだ大規模農園での栽培が盛んに行われています。

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ブラジルコーヒーの栽培品種

主に、ブルボン、ムンドノーボ、カトゥーラ、カトゥアイなどのアラビカ種。
その他、カネフォラ種(ロブスタ)のコニロンも栽培されています。

 

ブラジルコーヒーの精製法

主にナチュラルで処理。一部でパイプナチュラルも行われています。

ナチュラル(非水洗式):コーヒーチェリーごと乾燥させ、乾燥した果肉・ミューシレージ・パーチメントを一度に剝ぎ取る方法。
パイプナチュラル(半水洗式):果肉を取り除いた後に乾燥。乾燥したミューシレージ・パーチメントを剥ぎ取る方法。

※ミューシレージ・・・タネを包むネバネバした粘液質
※パーチメント・・・果肉の中にある内果肉

ブラジルコーヒーの評価方法

コーヒー豆の評価は、統一された国際基準がありません!
各国の生産環境によって独自に評価されています。

ブラジルの評価方法は、スクリーンサイズと欠点豆の数!
最も高い品質のものから「No.2」~「No.8」と格付けされています。

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ブラジルコーヒーの代表的な豆

ブラジル サントス No.2

コーヒー好きなら一度は聞いたことがあると思いますが、「ブラジル サントス No.2」!
酸味が控えめで、香ばしい風味が特徴です。
クセが少なく飲みやすいため、とても人気!
バランスの良さから、ブレンドコーヒーのベースに使われることも多いです。

味は、主にナッツチョコレートレモンなどと表現されます。

ラジルコーヒーの美味しい飲み方

個人的オススメは、焙煎度が中煎り~深煎りの豆!ホットコーヒーがとても美味しいです!
そして、チョコレート系のお菓子との相性が最高!是非お試しください。

ひつじ珈琲で扱っているブラジルコーヒー

ひつじ珈琲では、以下のブラジルコーヒーを扱っています。
ブラジルの味はどのようなものか、そしてブラジルの中でもどのような違いがあるのか、飲み比べしてみると面白いかもしれません!

ブラジル グアリロバ農園 ナチュラルサンドライ

【産地】ミナスジェライス州カンポダスベルテンチス地区
【農園】グアリロバ農園
【精製法】ナチュラル
【品種】イエローカツアイ
【スクリーン】16up
【焙煎度】3

【コーヒーマイスターの評価】
ブラジルのナチュラル製法は落花生みたいな味がすると思っていた。
そしてそれを期待すらしていたし、それが役割だと思っていた。
しかしこの抽出液からは複雑なフルーツのフレーバーが漂い、良い意味で期待を裏切ってくる。

ブラジル ボンジャルディン農園

【産地】ミナスジェライス州サンアントニオ地区
【農園名】ボンジャルディン農園
【品種】ブルボンアマレロ
【精製法】パルプドナチュラル
【標高】1000~1100m
【焙煎度】4♭(中煎り)

【コーヒーマイスターの評価】
お洒落ナッツやカカオのような甘さとオレンジのようなフルーティフレーバー

ブラジル ピーベリー

【産地】サンパウロ州モジアナ地区
【農園名】小農家
【標高】600m~800m
【焙煎度】8#(深煎り)

【コーヒーマイスターの評価】
シンプルで苦みのあるコーヒー好きの為のコーヒー。

※本店、ネット販売のみの取扱いです。

まとめ

今回は、コーヒー生産量世界第1位を誇るコーヒー大国であるブラジルコーヒーを紹介しました。
コンビニコーヒーでも使用されているブラジルコーヒーは、馴染みのある味と思う方も多いはず!
「産地ごとの味を知りたい!」「コーヒーを勉強したい!」という方は、まずブラジルのコーヒーを飲んでみてはいかがでしょうか?

※とても個人的な話ですが、実は、ブラジルのコーヒー豆、焙煎するのがとても難しいんです…
私も自家焙煎していた時期があったのですが、ブラジルの豆だけはどうしても美味しくならず。
何をしても麦茶っぽい味になってしまい、個人的にブラジルの豆にはトラウマがあります(苦笑)
もし、これから自家焙煎にチャレンジする方は、まず違う豆から挑戦することをオススメします!

今後、他の産地についても紹介していきますので、よかったら是非またご覧ください。

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