コーヒー屋による「おすすめ」のすゝめ。
クリックできる目次
はじめに
yukaです。みなさん、人に「おすすめ」したりされたりすること、ありますか?
自分の好きなものを紹介するうちに、あなたもぜひ!となったり、この人これ合いそう、ハマりそうと思って話してみたり…
私はスーパー他力本願人間なので、おすすめされるの結構好きです。助かります。
おすすめ is 出会い
スーパー保守的人間でもある私は、新しいこと・もの・ジャンルに手を出すことに対して非常に腰が重い。めんどくさい。億劫。
そんな精神的引きこもりタイプには、自ら進んで近づかないものをおすすめしてもらうのは人生のチート技みたいなところがあります。
しっかりハマったもの
みなさん全然興味が無いとは思いますが、私がこれまでにしてもらったおすすめの中で、確実に人生の軸になったものをちょっと聞いてください。
ミュージカル・舞台
両親からのおすすめ。
両親は学生時代に合唱部で、ふたりともミュージカルが好き。
そして私はというと、幼少期は毎日家でワンマンリサイタル(たまに兄乱入)を繰り広げていました。マンション3階で開催するのはやめてほしいですね。
家族で劇団四季の「CATS」を観劇した小学生の私は まんまと虜になりました。
その様子を見てか、母が地元奈良のミュージカル教室の見学に連れて行ってくれました。
その教室には7年通い、その後また別のミュージカルスクールにも通い、エンタメ系の専門学校を卒業して23歳までの14年間、舞台に立たせてもらいました。
現在は自分が、という機会はありませんが、今も観劇は大好きです。
経験は確実に対人や接客に活きているし、舞台観劇はほんとうに素晴らしいです、別で記事を書こうかな。
本(小説)
こちらも原点は両親(主に父)。
今思えばうちの両親は本好きだったんだな…という量の本が常に家にありました。
幼稚園の時よく読んでいたのは「14ひきのねずみ」シリーズ。母の大好きな本です。
ちなみに栃木県那珂川町に、作者いわむらかずおさんの美術館があります。奈良から遊びに来た母、めっちゃ喜んで行ってました。
童話のシリーズ本などもよく読んでいた私に、ある日父が1冊の本を買って帰ってきてくれました。
本屋さんのビニール袋に入った、やたら分厚くてデカい紺のハードカバー。
「ハリーポッターと賢者の石」です。
当時小学3年生。ヤバい、絶対来年ホグワーツから手紙来るわ…と思っていました。
ゴリゴリにハマって、見本なしでタイトルロゴが完璧に描けるようになったり。4巻以降は登場人物が死にまくるので辛くて読めなかったり。
シリーズ全巻を詰め込んだカラーボックス(お気に入りなので一番上段)は重みで湾曲してた。
そして中学2年生、また父から1冊の本を渡されました。「これおもろい、すごいで」と。
東野圭吾さんの「容疑者xの献身」でした。
一気に読み終え、感想は「この人(著者)完全犯罪出来るやん」。
ここからお小遣いをつぎ込んでつぎ込んで東野圭吾さんの本を読みまくりました。
「小説」というものを意識して読み始めたのがこの頃、特にミステリー小説が好きでたくさんの本を買いました。
ちなみにOmoriもかなり本好き。初めておすすめしてもらったのは森博嗣さん。ハマりました。
なんとなくエッセイや自己啓発系は読む機会が少ないので、よかったらおすすめ教えてください!
ニコニコ動画
高校生のとき、友達から。ちなみに今も連絡を取る数少ない(マジで少ない)大事な友人です。
授業中に手紙を回す文化って今もあるんでしょうか?
アラサーなら全員折れるあの手紙。おすすめの動画、うp主などたくさん教えてくれました。
2008年ニコニコ時代全盛期。私の通った高校では普通に流行っていました。オタクを馬鹿にする人があまりいなかった。
ボカロ、ゲーム実況、歌ってみたなど今やYouTubeでおなじみですが、当時はニコニコ動画でみんな収益も無いのにバンバン動画を上げていました。気が知れない。
ニコニコ動画からボカロ曲や歌ってみたの音源をPCにダウンロード、iPodに移すという作業すら楽しかったです。
ゲーム実況は今も大好きなコンテンツ。当時友人がおすすめしてくれた人の動画を今も見ています。無い世界を思うとゾッとします。ありがとう世界。
コーヒー
言わずもがなこれはOmoriから。
両親は毎日コーヒーを飲んでいたので飲む機会はありましたが、砂糖と牛乳またはクリープを大量に入れて、もうコーヒーじゃないよね?という液体にしないと飲めなかったです。
そういえば麦茶に牛乳を混ぜるとカフェオレになるんですよ。味が。コーヒーよりマイルドだし美味しくて一時期すごい飲んでました。
二十歳ごろ、何かで「ブラックコーヒーは瘦せる」という情報を仕入れた私はせっせと缶コーヒーを飲んでいました。
良く飲んでたのはBOSSのBLACK。缶コーヒーの中では割とあっさりというか苦みがマイルドめでまだ飲めた。(失礼)
「飲みたくて飲んでる」じゃなかったわけですね。
それを、いろんなお店に連れて行ってもらって、いろんなコーヒーがあることを教えてもらったおかげで「飲みたくて飲むコーヒー」を見つけられた。
ちなみにブラックコーヒー飲んでるだけでは痩せませんでした。気を付けてください。
今は本当に何でも飲めます。というか「美味しいと思いながら」飲める。幸せです。
そして自分がおすすめする側に…
望まれないおすすめをしない
他にもたくさんありますがもうやめときます。ちゃんとハマったものなので話が長くなっちゃう…
熱く語ったことからもお分かりいただける通り、私の場合「おすすめ」は人生を豊かに変えてくれました。
ただ注意ポイントがあって、これは「信頼する人からのおすすめ」なんですよね。家族、友人、尊敬する人とか。
何でもかんでも、誰にでもおすすめすればいいってもんじゃないです。
更に、「あれどうだった?」と後日聞くのは大変危険です。
こっちから感想言うのを待ってほしい。てか面白かった・良かったらすぐ言いたくなるから!
言ってこないってことはハマらなかった、もしくはそもそも試してもない可能性もある!
それでも良い、って意見もあるかもですが、おすすめされたのに気が乗らなくて試してないことやハマれなかったことに罪悪感を感じるタイプの人もいる。
「おすすめ」は大人の嗜みです。
ちなみに私は前述したとおりスーパー他力本願なので、どんなおすすめも割とウェルカムです。
ただ、それこそ気が乗らなければ触れないし忘れるし、ハマらなかったら言っちゃう。飽きっぽいし。
それでも良ければ、「おすすめ」してほしいです。わがまま~。
コーヒーのおすすめ
お客様に「おすすめのコーヒー豆ください」と言っていただけたとき、私はつい「お好みはありますか?」と聞いてお客様の好みに沿ったものを提案しがち。
対してOmoriは好みを聞いたうえで「ちょっとチャレンジするなら…」と、いつも自分で選ばないようなものも提案する。
これ本当に素敵だなと思うのです。
もちろんお客様によってどちらが嬉しいかは人それぞれで、そこも汲み取る必要はありますが、「おすすめ is 出会い」なんですよね。
実際、次のご来店時に「前回のおすすめのあれ、挑戦して良かった!」と言っていただけたときの私のニヤけ顔ったらもう。
もちろん「あれはあんまりだったわ~」の場合もあります。言ってくださって本当に助かる。
そこはもう「なるほど!じゃあ次このパターンで!」と自信を持って言える知識とコミュニケーションで、どんどんおすすめしていきたいなと思います。
まとめ
みなさん、人に「おすすめ」したくなってきてません?(偉そう)
もしくは新しいことに挑戦したくなってきた方がいれば嬉しいです!
信頼できる方やお店の方・プロなどに「良いおすすめ」をもらって、人生エンジョイしていきましょう。
ひつじ珈琲のYouTubeチャンネル
コーヒーに関することを科学的にマニアックに
掘り下げていく番組です。
コメント
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。