公務員を辞めて、コーヒー屋さんへ転職した女のお話。【体験談】

 

こんにちは、Sakiです。
私事ですが、2023年9月末でひつじ珈琲に入って約半年経ちます!

その前は何をしていたかというと、実は公務員として働いていました。
紆余曲折あり、思い切って公務員を辞めたら、縁あって大好きなコーヒー屋さんで働かせていただくことに…!(本当に人生って何があるか分かりませんね!)

今回は、飲食店自体未経験だった私が、思い切ってコーヒー業界へ飛び込んだ約半年間の体験談をお話しします。

今、公務員(お仕事)を辞めようか迷っている方、コーヒー屋さんで働きたいと思っている方へ、少しでも参考になれたら嬉しいです。

 

私の公務員時代

私は自ら希望して、約1年間必死に勉強して、やっと公務員に受かりました。
しかし、働いているうちに様々な違和感を感じ、気が付くと「私ってこのままで良いのだろうか…」と考えるように。

ただ、あの勉強漬けだった日々や、受かったときに自分事のように喜んでくれた家族の姿、”公務員を辞めた=ダメな奴だと思われる”という勝手な妄想など、様々なことを考えては退職に踏み切れずにいました。

退職を悩んで、やたら友達とご飯を食べていた頃。

周りに退職の相談をすると、必ずみんな大反対でした。
「せっかく受かったのにもったいない」「絶対に後悔する」そう言われ続けて約1年。
最初は「そうだよね…」と思っていた私ですが、少しずつ「本当にそうかな?」と疑問を感じ始めました。

そしてある日、急に「いやいや、退職しても後悔しない生き方をすれば良いだけじゃん」と謎のポジティブ思考を発揮。
「だったら若いうちにやりたいことやるぞ!」「今より絶対幸せになってやる!」と決意し、退職を決断しました。

 

飲食店未経験者が飛び込んだコーヒー業界

まずは公務員を退職後、とりあえずやりたいことをやってみよう精神で、自宅焙煎したコーヒー豆のネット販売にチャレンジ!
ネット販売すると同時に、Twitter(X)やInstagramなどのSNSで情報発信も始めました。

思い切って買ったジェネカフェ。とにかく焙煎が楽しかった!

また、YouTubeやインターネットでコーヒーについても勉強するようになっていました。
そんな中、偶然引っ越しをしたのですが、まさかの引っ越し先の近くにひつじ珈琲があることに気付きました!
すぐに本店とハーモニーホール店にお邪魔。
さらに、ひつじ珈琲のコーヒーセミナーに参加するなど、やりたいことはすぐ行動!
そこでOmoriさんと色々なお話しさせていただきました。

 

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コーヒー屋さんへ転職

その後、まさかのひつじ珈琲でスタッフ募集のお声が…!
もちろん迷いなく、すぐに応募!履歴書をお渡して、面接していただきました。
しかし、私は学生時代も飲食店で働いたことがなく、飲食店自体未経験。
ただの珈琲好きというだけで、飛び込みました。(こんな私を雇っていただいて本当に感謝!)

とても不安でしたが、ひつじ珈琲スタッフの皆様がとにかく優しい!(結局職場って人間関係が一番重要ですよね。)
本当に何もわからない私でしたが、スタッフの皆様にフォローしていただいたおかげで、約半年とても楽しく仕事をすることができました。

私から言えることは、とにかく飛び込んでみれば、あとは何とかなる!!!(笑)

 

コーヒー屋さんで働いて驚いたこと

実際にコーヒー屋さんで働いてみると、驚きの連続でした。
特に驚いたこと、3つお話します。

 

ラテアートが難しすぎる

カフェに行くと、よく頼んでいたカフェラテ。
素敵な店員さんが涼しい顔して、ラテアートをやってくれますよね。

私もやってみたいな~と軽く考えていたのですが、ラテアートって本当に難しい!!!
「え、こんなことを涼しい顔してやってたの…?」と驚くと同時に、全世界のバリスタさんを改めて尊敬しました。
(写真は、練習3日目くらい。これでも上手くなった方のやつです。)

 

焙煎士は体力勝負

先ほど話したとおり、自宅で小規模な焙煎をしていた私。
初めて大きい焙煎機で焙煎をさせていただいた際、「うわー!大きい焙煎機!これが噂の麻袋だ!」とテンションが上がったのを覚えています。
しかし、実際に焙煎が始まると、麻袋ってめちゃくちゃ重い…。(もはや引きずって移動させていました。)
さらに、焙煎が始まると部屋の中も暑くなって、汗がダラダラ…という感じ。

以前から「なぜ女性焙煎士が少ないのだろう?」と不思議に思っていたのですが、この力仕事が原因の一つなのかな?と思いました。

 

ゼロから生み出す力がすごい

これは、元公務員だからこその感覚かもしれません。
公務員は、「前例踏襲」ということが多く、”新しいことを始める”のは、とても大変でした。
新しいことを始めるためには予算の関係もあり、1年前が基本。
「なぜ新しいことを始めるのか?」「予算に見合っているのか」「どんな効果が見込まれるのか」「責任は誰が取るのか」など、場合によっては何年もかけて準備していました。

その点、コーヒー屋さんでは、どんどん新しいことが始まっていきます。
季節ごとのメニュー開発や、新しいコーヒー豆の販売、新グッズの発売、その他新しい取り組みなど。
ひつじ珈琲が特にそういう会社なのかもしれませんが、とにかく全てがスピーディーに変化していきます。
スタッフの皆さんのゼロから生み出す能力とスピードの速さに驚きました。

 

コーヒー屋さんって楽しい

このように驚くことがたくさんあって、公務員とのギャップもたくさん感じました。
今でも様々な気付きがあり、とても新鮮で楽しく仕事をさせていただいています。

 

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転職から学んだこと

この転職を経験して、本当に様々な学びがありました。

 

行動することの大切さ

正直、退職するときはこんな楽しい生活が待っているとは思ってもみませんでした。
もちろん、私の場合は運やタイミングも大きかったです。

ただ、自分で情報発信・ネット販売をしてみたり、実際にお店に行ったりセミナーに参加したり、自分の足で動くことがなければ、このひつじ珈琲で働かせていただくことも出来なかったと思います。
とにかく行動してみなければ、何も変えることが出来ないと感じました。

 

様々な人と関わることの必要性

公務員時代は、同じような境遇の人としか話してこなかったことに改めて気付かされました。
コーヒー屋さんに入って、今まで出会ってこなかった方々と関わってみて、とても刺激的で自分にはない考え方や行動を学び、吸収することが出来ました。
そして、これまでの凝り固まった思考が少しずつ緩和されてきた気がします。

 

まとめ

ここまで長らく読んでいただき、本当にありがとうございます。
勘違いしていただきたくないのですが、私は「公務員は辞めた方が良い」「今の時代は絶対に転職をすべき」などという転職を推奨しているわけではありません。

ただ、”今の仕事を辞めたら人生が終わってしまう”と思っている方へ、仕事を辞めて楽しんでいる奴もいるぞ!意外と外の世界も悪くないぞ!という話でした。
私は公務員を辞めたことに一切後悔していないですし、とにかく今が楽しいです!!!
どなたかの何かの参考になれば幸いです。

ひつじ珈琲のYouTubeチャンネル
コーヒーに関することを科学的にマニアックに
掘り下げていく番組です。

ひつじ珈琲の珈琲研究室

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