Omoriがカメラ始める理由。
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はじめに
昔からカメラは好きだったわけです。しかし、その魅力の奥深さが、まるでコーヒーのようで私にはその底なし沼にハマる勇気を持つのに少し時間がかかってしまいました。コーヒーをプロとしてやると決めた日にカメラは後回しにすることを宣言しました。それくらいカメラが好きっだったのです。
今回は私がカメラを通して歩んできたここまでの物語をつらつらと語っていきたいと思います。
初めてのカメラ
ペンタックスのカメラ
学生の時は高価なカメラは買えませんでしたので、サラリーマンになって初めての高価な買い物がペンタックスのカメラでした。その時は名前だけで、よく調べもせずに即決購入したことを覚えています。不思議と迷いがなかったのです。そしてF値のこともISO感度のこともシャッタースピードのことも何も知らずに撮っていました。私は昔からそういうやつです。説明書を読まないのは今に始まったことではないのです。
新宿
ファインダー越しに見た1200万画素くらいの新宿は、黒は黒で、青は青で、赤は赤、そして猫は猫でした。
カメラを持って歩く
あまり写真が残っていないのですが、この頃はよくカメラを持って夜の街を歩いていました。仕事がハードだったのですが、この時間がデザイナーとしての目線を育てた、ような気がしています。
猫に全く警戒されない男、誕生
カメラを持って気づいたのですが猫に全く警戒されませんでした。朝、同じ猫がおばあちゃんと喧嘩するのを見たことがあるので多分間違いないです。なので望遠のレンズじゃなくてもめっちゃ寄れました。カメラを持って近くの居酒屋に行き、ビールを飲んで猫を撮影して帰るのが日課となっていました。
この猫は仕事から帰るといつもこの場所から見下ろしてきます。私がこの後出かけることを知っているのか荷物を置いて外に出ると後をつけてきます。
デザイナーとしてのカメラ
コーヒー家として独立
さて、皆さんもお察しの通り、会社では若干浮く存在のOmoriです。もちろん会社を辞める日が訪れ、コーヒー家として独立を決意します。
どこにお店を出そう、当時、東京都江東区亀戸に住んでいましたから、その辺りで物件を探したりしていました。そんな時、まさかの地元からのオファー。しかも2件。出逢いと運だけはいいOmoriです。やめたタイミングで地元のヒカリノカフェのコンサルタントをしないかというお誘いを受けました。とにかく仕事が欲しかったので地元に帰ることにしました。
コンサルタント×デザイナー
地元での仕事が始まってすぐに気づいたことがありました。経営の話ができて、デザインができる人がいないということでした。これができれば仕事があると思った私は、できないデザインの仕事を安くバンバン受け始めました。普通の人とは順序もメンタルも違います。
数字を見ることはサラリーマン時代に散々やってきたので問題なかったのですが、問題はデザイン。外注できないくらいの額で受けているので、やるしか選択肢がなかったわけです。サラリーマン時代からM&Aなどで様々な業種に関わらせていただいていたので採用ポスターやらマニュアル作成した経験である程度組める・・・。イラストレーターは使えなかったけどノリで2週間頑張ったらなんとかなりました。しかし一番の問題は写真でした。大きな会社でも写真だけは外注が多くレタッチをしてもらって納品してもらうパターンが大半だったのです。
お金ないのに写真に投資するやつ
もちろん写真を外注する予算はありません。とりあえずコーヒー屋とデザイナーとコンサルタントで手一杯だった私は妻に写真を勉強してもらうことに。SONYのα7IIIとα7cを購入し、レンズなど合わせて100万円くらい投資しました。そこから自らの勉強のために始めたセルフプロデュースやYouTubeが自分たちの運命を変えていくこととなります。
SONYα7III
今思えばこのカメラとの出逢いがなければ今この形になってなかったと思います。当時、ミラーレスに移り変わっていく時代、フルサイズで素人にも扱えるミラーレス一眼レフはSONY一択だったような気がします。本当に知識がなかったのでマシン性能が色々カバーしてくれました。今となってはYouTubeを覗けば、どんなカメラだって細かく使い方を解説してくれますが、当時はとにかくどんどん失敗して経験するのが近道に思えました。
YouTube
私たちの運命を大きく変えたのはYoutubeでひつじ珈琲の珈琲研究所をスタートしたことでした。
最初は企業のPR動画などの仕事を取っていきたいという思惑もあり、番組のクオリティの要求水準を高くしました。Yukaと試行錯誤の毎日、マニアックすぎる内容に1人も理解者がいないという状況がしばらく続きました。最初の動画アップから約半年、2019年の年明けにその瞬間はいきなり訪れます。
最初に挙げたコーヒーの淹れ方の動画が一瞬で1000回以上伸びたのです。
その年は奇しくもコロナの流行が始まった年。そこからはお家のコーヒー需要が伸びる速度でYouTubeはどんどんチャンネル登録を増やしていきました。
今思えばクオリティは十分低いのですが、そんなことよりも行動して継続することが何よりも大切だということを証明した瞬間でもありました。
人は何にでもなれるわけではない、でも何にだってなろうとしていい。そしてその何かはまだこの世になくてもいい。
と昔の私が言っていました。一丁前です。
そして今
起業家として
今はたくさん事業が増えました。
コーヒー屋、カフェ、デザイナー、YouTuber、コンサルタント、IT、アパレル・・・。
たくさんの人に支えられながら、事業をしています。これもあの時カメラを手に取っていなかったら、また違う結果になっていたかもしれません。
相棒カメラ
私はこれから改めてカメラを始めます。相棒はずっと憧れていたFUJIFILMのカメラから、ミラーレス一眼はじまりのカメラであるX-pro1を選びました。まずはここからです。
ちゃんと仕事になるようにプロのカメラマンも社内に入れ、本格的なアドバイスをしてもらう体制を整えました。今後は動画や写真のクオリティをさらに向上できるようにしていこうと考えています。
まとめ
長い文章を読んでいただきありがとうございました。次回からは私やYukaが撮った写真をインスタグラムと連動しながらブログを更新していきたいと思います。今はあまり上手くありませんが少しづつ良くなっていく写真にご期待ください。
そして、今カメラに興味がある。この記事を読んで興味が出たという人はぜひ一緒にカメラを始めましょう。超初心者向けのカメラとコーヒーの動画も作っていけたらいいなと思っています。また、Hitsuji Photo Clubでフォトコンテストみたいなこともイベントでできたらいいなと思っています。みなさんの目から見えるファインダー越しの世界を発信してください。
では、また次回のブログでお会いしましょう。
ひつじ珈琲のYouTubeチャンネル
コーヒーに関することを科学的にマニアックに
掘り下げていく番組です。
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